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アイデンティティの流動性を問う—「Re:definition」が示す自己性の再考
「Re:definition」展示パネル 2025年11月1日から2日にかけて、東京・広尾の「muun cafe&gallery」において、パフォーマンスと展示を組み合わせたアートイベント「Re:definition」が開催された。現代社会における自己性の再定義をテーマに掲げた本企画は、2組のアーティストによる実践を通じて、固定化されたアイデンティティの概念に揺さぶりをかける試みとなった。 / muun cafe&gallery内観 会場となった『muun cafe&gallery』は、東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩10分ほどの場所にある8席ほどの小さなカフェだ。大使館が数多くある国際色の強い大通りから少し外れ、閑静な住宅街へと入った一角に位置する。8席程度の小規模な空間は、もともと畳工場として機能していた産業施設を、現オーナーがリノベーションしたものである。かつての壁面や看板を残しながら、井草を使用した天板や、「東京のサグラダ・ファミリア」として知られる蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)のアートワークを埋め込んだカウンターなど、歴史的痕跡と現代的要
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