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金巻芳俊 創発エンティティ
6月12日(金)
|PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
金巻芳俊が木彫で探る、人間と存在の境界をめぐる個展。


日時・場所
2026年6月12日 11:00 – 2026年6月29日 18:00
PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F), Japan, 〒150-8377 Tokyo, Shibuya, Udagawachō, 15−1 渋谷パルコ・ヒューリックビル 4f
イベントについて
金巻芳俊は、一つの身体に複数の顔や表情を重ねる木彫作品などで知られるアーティストです。ひとつの像の中に、正面を向く顔、横へずれる顔、少し遅れて現れたような表情が同居する。その姿は、ただ奇抜な造形としてではなく、人の内側にある迷い、ためらい、矛盾した感情の重なりとして見えてきます。
金巻が長く向き合ってきたのは、「アンビバレンス」と呼ばれる、相反する心理が同時に存在する状態です。好きでありながら遠ざけたい、前へ進みながら立ち止まっている、誰かでありながら自分でもある。そうした割り切れない感覚が、木という素材の中に、いくつもの顔や手足を持つ像として立ち上がります。
金巻芳俊《呼氣カプリス》
作品には、不思議な視覚効果が施されています。見る角度を変えると、さっきまで中心にいた顔が奥へ退き、別の表情が前に出てくる。少し離れると一人の人物に見え、近づくと複数の気配がざわめき出す。鑑賞者の立つ位置や距離によって、作品の印象は静かに変わっていきます。
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